研究テーマ

膠原病プロジェクト

本プロジェクトは血管炎とIgG4関連疾患などの難治性皮膚症状を臨床症状と病理所見の特徴から病型分類を試み、病態に適した治療法の確立を目指しています。

研究概要

膠原病と類縁疾患には多くの疾患が含まれ、様々な皮膚症状があり、難治のことも多くあります。私達はそれぞれの病変の的確な診断と早期に治療介入、再燃を抑制するため様々な工夫をしています。

より病態に適した治療ができるように臨床研究を進めています。現在エリテマトーデスの異なる病型に対するヒドロキシクロロキンの有効性と長期使用による効果・副作用を評価し、ヒドロキシクロロキンをより効果的かつ安全に使用できるデーターを蓄積して、発信していきます。また結節性多発動脈炎は未だ原因が解明されていない難治性の病態で、症例によって重症度も異なります。現在私達は関連遺伝子の探索、臨床と病理よる病型分類の試みを行い、より病態に適した治療法の確立を目指しています。またIgG4関連皮膚疾患はまれな疾患であり、臨床像も多彩で、難治または再燃が問題となっています。その臨床病型、病理組織を検討し、病態に適した治療の有効性に関する検討も進めています。