研究テーマ

光超音波イメージングによる皮膚可視化プロジェクト

本プロジェクトは光超音波イメージングを用いて皮膚病変の可視化を目的とし、現在パイロット試験が終了しています。今後更に対象疾患を増やし、病変の評価と診断を含めて臨床応用を目指しています。

皮膚病変のイメージングからのアプローチ

現在人間の目では皮膚の表面しか観察できません。病変の深さは皮膚科医が目で観察し、手で触り、その皮疹の色調、触った感触、硬さで病変の深さと疾患の性質を推測しています。しかし、目と手で得られる情報には限界があり、確定診断は皮膚生検が必須になっています。テクノロジーの進歩により、今はレントゲンのように光超音波顕微鏡を使って皮膚の内部構造(血管など)を透視することが可能になってきました。私達は昨年から新たに解剖学教室と形成外科教室と共同で「光超音波顕微鏡を用いた皮膚病変の可視化」を試みて、現在パイロット試験が終了しています。今後更に対象疾患を増やし、病変の評価と診断を含めて臨床応用を目標に新たな臨床研究を進めています。